NEWSお知らせ

2023.01.15 / ニュース

有用植物コーナー No.2

有用植物コーナー「ハゼノキ」紹介

ハゼノキはウルシの仲間で直接触ると手がかぶれるイメージを持たれることが多いですが、実は昔から私たちの生活と深いかかわりがあります。

 

ハゼノキ(ウルシ科の樹木)の樹液から採れる漆といえば、日本の伝統的な工芸品である漆器(しっき)や、箸などを製作する際の塗料としても用いられています。塗ると優美な光沢が出るだけではなく、腐敗防止、防虫効果も兼ねています。日本を代表する人気の高い工芸品です。

 

ウルシ科の樹木から漆器を作ることが出来るのは知っている人も多いかもしれませんが、実はハゼノキの実も私たちの生活に深いかかわりがあります。

ハゼノキの実は和ろうそくの原料である木蝋(もくろう)を採取することができます。和ろうそくの歴史は古く江戸時代に各地で木蝋の生産が推奨されたという背景があり、ろうそくの産地が形成されていきました。その時代から高級品として扱われ、武家や町屋の上流または特別の場合にしか使用することが許されていませんでした。そして明治時代以降は、西洋ローソクが普及してきたことにより、和ろうそくは徐々に減少していきましたが、和ろうそくには洋ローソクとは異なる、和ろうそくならではの神秘性や姿の良さ、火持ちの良さが高く評価されています。

ハゼノキを栽培して木蝋を生産していた地域は九州と四国の愛媛県で、愛媛県内子町は木蝋の生産で栄えた街として有名です。

 

またハゼノキはとても綺麗に紅葉します。ビジターセンター付近のハゼノキも今年綺麗に紅葉し来館者たちを出迎えてくれました。

今は葉は落ち、実もビジターセンター周辺にたくさん落ちています。枯れて落ちた実は触ってもかぶれることは少ないので安心ください。いつかこの落ちた実をあつめて木蝋作ってみたいですね!

 

お知らせ一覧ページに戻る