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2023.08.26 / ニュース

エゴノキの実とヤマガラ

ビジターセンターのシンボルツリー、エゴノキがたくさんの実をつけています。

この実が熟すのを待っていたのがヤマガラたち。さっそくやって来ては実を咥えて飛び去って行きます。

ヤマガラはお腹がすいている時はどこか安全な場所で実の皮をむいて種子を食べるのですが、空腹でないときは持ち去った実を石の下や岩の割れ目やくぼみ、樹木に空いた穴や樹皮の隙間などに押し込んで隠しておき、冬の間の食べ物として利用します。これを「貯食行動」といいますが、蓄えられたエゴノキの実は全部食べられるわけではなく、毎年必ず食べ残しが出ます(食べきれなかったのか、はたまたヤマガラが隠した場所を忘れちゃったのか・・・?)。食べ残された実は、隠された場所の条件が良ければ春になると芽を出して成長し、やがて花を咲かせて実をつけます。そしてその実を目当てにヤマガラがやってくる・・・ つまり、ヤマガラは食べ物が増えエゴノキは子孫を増やせるという素敵な関係が結ばれているのです。

 

9月の中旬くらいまで、エゴノキのそばで10分も待っていると飛来するヤマガラを観察する事ができますよ。

 

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